日時 : 〜 平成14年 9月20日
解説 : 花倉は今川氏が駿河に勢力を伸ばしていく上で根拠地とした場所。その為、一族の
菩提寺となった寺や、重臣団の館跡と思われる地名も残る。また、今川義元が後を
継ぐ際に起こった『花倉の乱』の地としても有名(?)である。現在は藤枝市葉梨郷。
A・花倉城…葉梨郷の奥、今川氏の館の詰の城として築かれた。また、『花倉の乱』の際に玄
広恵探が篭城した。
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花倉城まではハイキングコースがある 山頂には深い空掘が静かに残る
B・今川館跡地…14世紀中頃に今川範氏によって築かれたと推定される。駿河・遠江両国
の統治にも重要な役割を果たす。武田氏の侵攻時に焼失したと伝えられ
る。
C・遍照光寺跡…現在は偏照寺となる。背後の山の崩落により消滅。今川範氏・氏家の墓
がある。今川一族が僧侶となって治めていた。
現在は偏照寺地内に位置する 今川範氏の墓。左隣には息子の氏家の墓が建つ
D・長慶寺…開基:今川泰範。中興:太原雪斎の寺院。現在は泰範の五輪塔と雪斎の無縫
塔を見ることが出来る。前者二人の菩提寺ともなっている。
過去の面影はもはや無い… 泰範の五輪塔が静かに佇む
E・安養寺跡…今川範将の菩提寺。現在は静岡市小坂に移転している。
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